日記

なかなか続かない日記です。好きなものについて書けたらいいなー。いまはミュージカル熱がアツイ。好きな楽曲のあるミュージカルを見に行っています。

15/12/09・10 PRINCE OF BROADWAY マチネ・ソワレ・千秋楽①

15/12/09 PRINCE OF BROADWAY マチネ・ソワレ
15/12/10 PRINCE OF BROADWAY マチネ 千秋楽に行ってきました!

行くつもりはなかったんですけど、気付いたら大阪にいました!PoBと過ごしたあっという間の1ヶ月半。いつの間にか12月も半ばになっていてびっくりです。夏はエリザベート、秋冬はPoBと、2015年は素敵な過ごし方が出来たことを嬉しく思います。あっ感想でしたね。年の瀬の挨拶をするところでした。まだRaminのソロコンも終わっていないので、まだまだ今年は終わりません。F&Fもあるよ。

それでは覚えていることを書こう。3公演分混ざっているので話が行ったり来たりして大変読みづらいです。タイトルどおりの感想なので、主観と妄想と無駄な文章が多いです。

12/09は両公演ともEricさんがShulerさんの代役を務められます。その前日、休演日開けである12/08にShulerさんの代役をEricさんが務められたと聞いて、まずShulerさんのことがとても心配で、全然仕事が手につきませんでしたね。そして、アンダーの方が出られるということで一体舞台はどう変化するんだろう?と想像したり、実際に観劇された方にお話を聞いたり、とにかくソワソワして過ごしていました。きっとみなさんそうだったのでは。なので、Ericさんについてちょっと多めに書きました。

12/09マチネの座席は6列目上手ブロック、大好きな位置です。オケピが無いので客席と舞台が近いと聞いていましたが本当に近いですね。直接オケピから聞こえてくる生音と振動が少ないのは残念でしたが、全然悪くない。フレッドさんにスポットが当たる→拍手を送った後に演奏開始 という流れが無いのが寂しいかなあ。フレッドさん、いっしょに歌いながら振る姿も素敵でした。(無意識に過去形に…切ない!!)
12/09ソワレ、12/10は共に1階センター後方です。前が通路って、とても見やすくていいですね。うっ。


ACT ONE
01.Overture
全部覚えた!!今後はパンフレットを参考に、どの曲のどの部分が使用されているのか調べてじっくり楽しみたいと思います。

02.All I need is one good break
Kaleyさんのこの立ち姿。これこれ!!お久しぶりです!!10日マチネ、Kaleyさんの捌けていくときのこぼれんばかりの (というか、こぼれてる)笑顔が忘れられません。可愛いなあ。わたしはJoshさんが好きなので、♪one substantial break is all I needの「all」の部分がガリガリした歌声で歌われるところでいつも持っていかれます。歌い出し3秒ですよ。いや、イエローパンツで暗闇の中から現れるところで既にダメですね。クリアな歌声もがりがりした歌声もおかまボイスの混じった裏声もおばかっぽい歌声もかっこつけた歌声も全部好き。
さて9日のEricさん、まずは気になっていた衣装について。当然でしょうが、ブカブカ!とか、いかにも間に合わせ!みたいな感じはありませんでした(カツラのサイズは大きめに見えたような。特にBen)。最初と最後の曲はShulerさんと同じスーツで、Shulerさんがヤングフランケンシュタイン色の緑色シャツなのに対し、Ericさんはオレンジ色のシャツ+濃オレンジ色のネクタイです。JoshさんNancyさんのチーム黄色(勝手に…)所属ですね。ずっとShulerさんで聞いていた箇所がEricさんによって歌われることで、耳がびっくりします。耳馴染みのある重厚な歌声ではなく、さわやかで明るい歌声、なるほどオレンジ色です。

千秋楽である10日マチネでは、一曲目から拍手と歓声がとにかくすごかったです。お祭り感がありましたね。ここだけでなく、どの曲の拍手もタイミングもばっちりだし、曲終わりには歓声が上がるし、PoBが好きなんだな~という人が集まっていることを感じました。今まで行ったミュージカルの中で一番居心地の良い客席でした。もっとも強く思ったのは、Shulerさんの登場の際です。わっ と湧く客席!本当にわっ と聞こえるんですね。あんなに暖かく感動的な拍手をわたしは聞いたことがありません。舞台上でShulerさんの姿が見られたことが既に嬉しいのに、客席からの一体感ある拍手に号泣です。Emilyさんの歌い出しの拍手にまで繋がるノンストップの拍手、おかげで歌声はハッキリ聞こえなかったですけど、お客さんたちからのShulerさんへの思いを感じました。これ以上の拍手はないだろうと思っていましたが、柚希さんの登場にはさらに拍手が倍くらいになります。すごすぎる!まだ大きくなるの!熱すぎる!!愛がすごいです。こんなにもすばらしい雰囲気を、お客さんたちが作り出せるんだなあ。Shulerさんを含む、キャストの方々がお客さんをそうさせてくれたんですよね。この日来る事が出来なかった方々の思いも集まってるような、そんな感じを受けました。

03.Heart
9日。最初は監督のセリフから始まりますが、あまりにEricさんとShulerさんの声が違いすぎて違う話が始まったのかと思いました。Shulerさんの貫禄あるたっぷりとした間だったり、雰囲気だったりは随一ですね。Ericさんは動きこそShulerさんの流れと同じですが、うーん、ちょっと物足りない。あの3人組より監督のほうがフレッシュさがありますね。あの元気すぎる3人の監督は、Shulerさんじゃなきゃ務められないでしょう。
RaminSmokey、♪A great pitcher we haven't gotの後にハッハッハ!!と笑うのは東京楽から続いてるんですね!むしろ、前見たときよりもかなり激しくなっています。しかもJoshさんも付き合ってあげてて微笑ましい~。9日ソワレではお付き合いのお愛想笑い(漫画みたいな表情で「アハハー」というのみ)に見えましたが、千秋楽では一緒に「ハーッハッハッハ!」→手をパチーン!(やったぜ兄弟!みたいなやつ)と激しく叩いていました。すごく楽しかった。
10日マチネ。Shulerさんのいかにも~な監督がやっぱり大好きです。いらっしゃるだけで安心してしまいます。伸ばしが短くなっているので、やっぱりのどは全快ではないよう。♪Get your chin up off the floor(だったかしら)の後、JoshさんRockyが監督にグーで顎を軽く殴られたときの漫画みたいな表情大好きです。情けない~~かわいい!!!

04.Whatever Lola wants
柚希さんの歌い方がまた随分変わっていらっしゃいます!
東京楽の前に、突如声色の明るくなったLola。その後は回によって、おどろおどろしい または 明るい声色のどちらかで歌われていたと思うのですが、久々に観ましたところ、一度に両方織り交ぜられるようになってらっしゃる!しかもふり幅が広くなっていて!!!Youtubeでちょろっと見た映画版のLolaを彷彿させるブリブリ&チャーミングさでした。脱いだユニフォームもあんなにブンブン振り回してましたか?上にぐるぐる、右斜めににぐるぐる左斜めににぐるぐる、最後にロッカーにIN!とても鮮やかです。TonyさんJoeが、勢いあまってグローブをセット裏にまで飛ばしてしまうのも分かります。見事に吸い込まれていきましたね。
どこだったか忘れましたが、9日マチネ、一瞬のTonyさんと柚希さんのアイコンタクトがすごく素敵で胸が熱くなりました。すっごくイイ!!今だから言えるのですが、JoshさんLastぺりすこin Japanでほぼ初めてTony Yazbeckの兄貴に萌えを感じたわたし。今のこの気持ちを持って、柚希さんLolaの後を付いていく姿を見てみたかった~。きっとTonyさん好きな方々にはもっと違う風に見えてたんだろうなあと思います。あんなすごい人なのに…想像してると、だんだんTonyさんの顔が崩れていくのでストップしよう。ああ遅かった。深夜うれしげにJoshさんの部屋をたずねて来られる大関姿は可愛すぎました。あのあずき色の背景のしぶいアイコンと同じ人とは思えません。好き!
捌ける柚希さんLola&TonyさんJoeに送られる拍手は多め。その拍手に応えられるように最後まで魅力を振りまいて行かれるLola。アッ、回によってまちまちでしたが、Whateverの"t"が聞こえるようになっていました。

05.Something's coming
9日マチネ、♪around the cornerの「あらーーー」のビブラートが激しくて感動してたら、何かしらの動きをわすれたのか、なんかボヨンとその場でバウンドしていました。初めてみるパターンにちょっと笑ってしまいました。このあとの♪riverのビブラートも大好き。

06.Tonight
これこれ!東京でも公演が進むにつれ、最後の別れ惜しみが強くなってるなあと感じましたが、いよいよもう誰も止め(られ)ないし、もうそのまま一緒にいればいいのにと思うくらいになっていました。
当初は「RaminTonyが梯子に足をかけつつ♪good night good night→KaleyさんMariaの右手を取りチュッとキス→梯子を降りていく」だったのが、いつからか「ぎりぎりまで抱き合って♪good night good night→焦って梯子に足をかけ、あわててMariaの左手にキス→梯子を降りていく」に。キスする方の手は変化しつつも、その流れに違いはなかったのです。それがここ大阪では♪good night good nightの時点でもまだがっちり抱き合ってるだとー!!え~!!!そして抱き合ったまま、左顎付近へのキス。そしてようやく体を離し、最後の最後まで、舞台奥側の柵にかけたお互いの手に触れながらTonyが梯子を降りていきます…うわー甘い!こんなに甘いTonightを聞けて本当に幸せです。甘いなあー。これ、Kaleyさんがそうさせてるんじゃないかと思いました。9日マチネ、Kaleyさんのラストの♪tonightが長すぎて、raminが一度こっそり息を吸い直したのです。上手くまた歌声を潜り込ませることのできる、お2人の歌声にまた感激。これはいいTonight。Kaleyさんやるー!ひゅーひゅー。もう他のTonight聞けないんじゃないんだろうかという恐怖と戦っています。

07.Tonight at eight
セットのお店が上から降りてくるときにあの苦い思い出(裏からの照明が直接目に入りほとんど舞台が見えなかった)が蘇り、もしかして今日も…?とヒヤリとしましたが、直接は来なくて良かった。この会場でも、あの照明をもろに受けた人がいるのでしょうか。改善されてたらいいんだけどなあ。本当に見えないのよね。そしてここに入る時のナレーションはついに最後まで聞き取れませんでした。ホワイ ハップン みたいな…日本語かな?
こちらの曲。トトトトトトトの最後の音まで胸を叩いてる姿、♪the water or the wineの話し声を含んだような歌い方、頬を掻いて前を向くあの一瞬の動き、すごくすごく好きです。
Molinaさんにも言えることですが、Joshさんはわずかな隙間でも退屈させないような細かい細かい動きを詰めてるんですよね。細かすぎて記憶が追い付かないのが悔しいです。本当に!Joshさんに夢中になる気持ちがすごくわかります。あの手この手、舞台上・外あらゆる角度から切り込んでくるJoshさんですけど、やっぱり舞台上のJoshさんが好きなので、もっと見たいなーと思ってしまいます。

08.Will he like me?
大好きで大好きでたまらなかった、好きな♪Will he like me?の歌い方ではなかったの。
likeの前にしゃくりを入れるような、いったん下がる音が無くて、あの細かい一瞬の技術にも喉に負担がかかるんだなあということを知りました。深みを出すための音が減らされていたという印象。もちろんすごく素晴らしい歌声です。絶好調と思われる歌声をずっと聞いていたので、ちょっと寂しかったのは確か。細部にわたって技術がちりばめられているのだなぁということを実感しました。

09.You've got possibilities
Raminの出番に、今日はいったい何をやってくれるんだろう?という気持ちになってしまうのは仕方ないですね。今までRaminについては、歌声やオペラ座25thのphantomがとにかく好きだけど、実在する人という意識がほとんどなかったのです。実際に生で見ることで、こういう人なのか~!と知ることが出来てよかったなあ。常にワクワクさせてくれるんですね。あんなに舞台上で遊びまくってる人が、SDではクールなのも印象的でした。Twitterなんかでいろんな方とお話させていただいてると、アッわたし全然Raminのこと知らないなーと気付いてビックリしました。ファンの方々の愛が深いです

・9日マチネ 
ロープを引っ張って幕を下ろす際、半分に差し掛かったあたりで客席にすごくいい顔を向けて「はい!」と言うraminスーパーマン。いったい何だったんでしょう?
机の上に寝そべるMariandさんSydneyの耳元に一度近づき、離れ、また顔を近づけてRaminClarkがセリフを言いますが、それに対して笑っちゃうSydney。久々に見たからかもしれませんが、Clarkはいつもと違うセリフを言っていたような。。笑っちゃうSydneyが早口でなんとか尺に合わせるのが可愛かったです。♪come on and roar の後にClarkが背後ではなく真横(机の向こう側)に跳ぶ姿は、きゅうりをみてびっくりして跳びあがるねこの動画にすごく似ていて笑ってしまいました。素晴らしい跳躍力です。
「ブッ」という音の後、Clarkは音に合わせて↑、→、と目線を変えていて、こんなことしてたのかーとここに来て新発見。また、Sydneyがスーパーマンの右腕を上げ、左腕をも上げ、えいやっとぶら下がりますが、右腕からつーっという感じで指で背中をなぞりながら左腕に移っていくのすごく良いですね。ここもこんなことしてたのかーという気持ちです。そしてこれも久々に見たせいだと思いますが、椅子がビュンビュン回るのが早い!!爽快!Mariandさんがニーハイ丈のストッキングを身に着けているのはこの回転のときに知っていたのですが、まさかガーターだったとは!!(ここで見えたのか、Buenos Airesで見えたのか忘れたのですが)ヒエーとなってしまってすみません。KaleyさんのMagnoliaとはまた違うものを見てしまった感…いやすばらしい。白!!
東京に比べて、MariandさんとNancyさんの胸がモリモリになってたような気がしましたがどうでしょうか。ガン見してしまいました。スゴイ。
話がそれました。その後、お客さんの前で威勢よく露わにされてしまったSの文字を隠すかのように、右手(たぶん)ではだけたYシャツをくしゃっと掴んで扉の奥に消えていくClarkの姿にうおおおと萌えてしまいました。Yシャツに触れる姿は初めて見た気がします。なになに?!気にしちゃうの?

9日ソワレ
冒頭のロープ、しなって手元を離れるロープに何てことないよ、的な視線を送っていて可愛らしかったです。(もしかすると10日かも)
マチネと同じようにSydneyの耳元に近づきます。Sydneyはもう笑わない!♪come on and roarの前で挑発的にraminClarkの顎を掴むSydneyにドキー!二人が離れた後に残された、乱雑に散らかった机の上のファイルの位置がすごくよかったです。落ちそうで落ちないファイル!まさか自分が机の上のファイルに興奮する日が来るとは思いませんでした。たぶんマチネで見たRaminClarkのせいです。

10日マチネ
東京楽では「オハヨウゴザイマス sydney」と登場してお客さんを沸かせていたClarkですが、今回は「ゲンキデスカ Sydney」!お客さんはまた喜びます。これもどこかで練習して来られたのかしら…。Sydneyさんも笑ってしまいます。
「ゲンキデス→カ↑」というイントネーション、かわいいですね。やっぱり英語圏の人の慣れない日本語はかわいい、そう思っていましたが、ここでついに例外が!!!話がめちゃくちゃ飛びますが、千秋楽カテコのキャスト挨拶で聞いたEmilyさんの「ありがとうございます」がむちゃかっこよかったです。は~~!なんで「ありがとうございます」にガナリが入るの!かっこよすぎるだろー。Ladies who lunchのラストの♪らーいずと同じ声ですよ。かっこよすぎるだろ!!初めて聞くEmilyさんの日本語でまた惚れ直してしまいました。話がそれました。

Clarkは東京楽と同じく、ぺこりとお辞儀をして扉の奥へ消えていきます。
あんもう!という表情で腕組みをするMariandさんがプリプリと捌けていきますが、歩き始め5歩くらいは客席にニコニコした笑顔を向けていて、すごく可愛らしかったです。可愛すぎる!!Broadway.comは早くMariandさんのページを作るべきよ。

10.Beautiful girls
毎回書いてるんですけど ってことも毎回書いていますが、やっぱりこのシーンの入りはすばらしい。そこに居るのは柚希さんShow girlってわかってるんですけどね、こんなに繰り返し見てても懲りもせず鳥肌がブワーッとなるのは人生初です。どんなに好きなもの・歌でも、何度か見てると収まるんですが、ここに関してはまだまだ継続するみたいです。
東京楽以降に見かけた、あの幕を製作している現場写真のおかげで、幕も全部見なくては!!という気持ちになり、わたしの中でのこのナンバーの贅沢度がまた更に上がってしまいました。あの白いレースのような模様、ひとつひとつ手作りのようです。プリントではないのね。もうひとつ好きな写真があって、EricさんFBの、リハかなあ、舞台側から撮ったこのシーン?Emilyさんの美しさが半端じゃないです。大好き~!

ラストの♪Bearutiful girlsの歌声がびっくりするほどTonyさんで、何でずっと誰の歌声かわからなかったんだろう~と思いました。オーブよりも歌の音量が大きいからかなあ。
ここがShulerさん→Ericさんになることで、ハーモニーのバランスがかなり変わっていました。この曲とCompanyは違う曲のように聞こえます。

11.Waiting for the girls upstairs
ということで、Shulerさん→Ericさんになった感想を。
まず、Ericさんが若い ということ。どうしようもないんですけど、Tonyさん(絶妙な老けメイク)、Emilyさん、Nancyさんの中に入るEricさんはどうしても精悍な男性に見えてしまいます。若き日チームが出てくるとさらに違和感が。難しい~~。
ただすごくShulerさんのBenと顔の雰囲気が似ています。もし初見時に、現在のBenをShulerさん、若き日のBenをEricさんで見ていたら、すんなりストーリーが入ってきたかもしれません(えっ将来RaminがShulerさんに?JoshさんがTonyさんになる??まさか?としばらく混乱してました。)。
そして、音域が違う ということ…音域はきっとEricさんの方が高いと思っていたのですが、Shulerさんが力強い地声で出す高音を、Ericさんに裏声で歌われてしまうと、えっその音が裏に?とちょっと拍子抜けしてしまいます。これは、Shulerさんの音の幅が広すぎるんだと思います。高そうに聞こえませんが、結構高い音なんですね。
改めて、こんなにすごい歌声の人たちが集まったんだなあと思いました。同じ歌声の人が居なくて、誰一人遠慮することなく全力でぶつかり合っている贅沢な舞台です。貯金がゼロになったことに悔いはありません。
EmilyさんPhyllisにキスされるEricさんBenはボウヤに見えてしまう。これはCompanyでも同じ印象です。

12.The right girl
すごかった!まず9日マチネのドラムとの呼応の場面。
Tonyさんのタップをドラムがそのまま表現していて、Tonyさんもコレはどう?的な感じでけしかけていて、いったい誰と戦ってるんだ状態ですけど、すごい攻防戦を見ました。
10日マチネのタップは尺も激しさも3割増しでした。えっ、そこからもう一回転してその動きを入れるんですか?!という、普段よりも長いタップへの驚きはお客さん皆にあったみたいで、これ以上大きくならないだろうと思っていた拍手がますます盛大に。
皆さんよくご存知ですね~…嬉しい!お客さんたちのTonyさんへの大きな愛を感じましたし、それに応じるようなこのパフォーマンス。こんなにも、気持ちに応えてくださるんでしょうか?Twitter等々、たくさんの感謝を伝えてくださるキャストの方々に愛を感じて止みませんが、こうやって舞台上で表現してくださることはやっぱり格別に嬉しいです。

13.Send in the clowns
前奏ですでに視界がぼやけてしまします。ちょっと向き直るあの動き、どうしてあんなにぐっと来るんでしょう。Emilyさんはそれこそ毎回歌い方が違うので、記憶できません。この曲は本当に大事な曲になりました。でもきっと、もっとじーんと来るときがやってくると思います。そのときにEmilyさんの歌を聞きに行きたいな。
今年はガラコン形式のものを良く見ていたので、役になる人(なりきれていない人)、自分の味を出して、あえて役柄を意識せずに歌う人、色んなタイプの方を見ていましたが、Emilyさんは、そうやって漠然とわたしが感じていた「色々なタイプ」のどれにも当てはまらない方でした。見た目も歌い方も完全にご本人のものなんですけど、完全にその役になっているような。役がEmilyさんになるというか。こんな素敵な女性になれたらいいね。
今までの感想で書いていますが、マイクのピー音のようなもの、あの正体がいまだに掴めません。こっちでも聞こえるということは、なんらかの演奏の音なんだ と思うのですが、その意図は?オリジナルでも聞こえるのかなあ。確認したいんですけど、頭の中のEmilyさんの歌声を無くしたくなくて、確認できずにいます。

14.If I were a rich man
Shulerさんのターンなので、再びEricさんの感想を。
登場後荷車を下ろし、牛乳缶から牛乳(舞台上では水ですかね)を飲みますが、その飲み方が!!!お上品に、レードルに左手を添えて飲むんですよ!見た目とのギャップにちょっと笑ってしまいました(まわりもちょっとどよめいていました)。
立派なひげをつけたEricさんTevyeはやっぱりShulerさんのお顔と似ています。しかししゅっとされています。「I...」で牛乳缶に手を突っ込んじゃうところ、ソワレでは忘れてしまったみたいで、オケに緊張が走ったのが感じられました。Screaming!はShulerさんよりも1オクターブ下、後半のShulerさんがバン!と次のきっかけを作るように立ち直す動きや、右足・左足…とジャンプしながら前に出てくる動きはなし。各々の鶏の鳴き声もちょっとインパクト薄めです。♪Ya ha deedle deedle~はスタイリッシュです。ソロモンの賢者のようなところ、Shulerさんとは違う解釈が見えて楽しかったです。

10日マチネでは、Shulerさんの愛され度が半端ないです。
HeartやWaiting~では伸ばしが短くなっていたこともあって、まだ全快ではないその歌声をやや残念に思っていたのですが、このソロナンバーが、今まで見た中で最もすばらしかった!全快じゃないなんてうそだー。全部が嬉しいんです。チキンやらターキーやら。どれかの鶏の動きも、鶏らしくて。(でも、目はノーマークでした…心残り。)そうそう、そう!鶏の可動域はそう!いま思い返していて、Ericさんの鶏の動きは何かに似ていたなあと思って確認したら、テツandトモの後半のテツの動きだわ。あんな動き!よく肩甲骨が動いていました。Shulerさんの鶏は、リュックを背負ったときに胸の辺りで持ち手を掴んだまま、ひじをパタパタさせるような感じ。アヒルっぽいかな?!可愛いです。↑で上げた、場面を転換させるようなバシッというその場のジャンプにハッとします。かっこいいわあ…。今まで意識していなかったのか、それとも更に追加されたのか、一瞬のタメもしくは表情を見つけて感激します。東京楽以来の、会場に響き渡る"Screaming"が心から嬉しかった。
歌い終わり、荷車に向かいがてらのステージ中央辺りで、会場に大きくキスを投げるShulerさん。それにまたしても喜ぶ会場!無意識に「エッ」という嗚咽が漏れてしまったんですけど、あまりに大きい拍手だったので、全然ばれなかったでしょう。「えいしょっ」と片手づつ荷車に手をかけて、引きながら捌けていく姿は、いつも通りコミカルで最後まで楽しませていただきました。
ShulerさんのTevyeを見ることが出来て本当に嬉しかった!完全に個人的な感覚なのですが、普段はどうもこんなに楽しめないというか、なんだか見てはいけないものを見てしまっている気持ちになってしまいます。あの歌声と頼もしい大きな体のおかげで、こんなにも心から楽しめたことをShulerさんに感謝したいです。好き!!

15.Willkommen
16.If you could see her
17.So what
18.Cabaret
Cabaretのターンです。お久しぶりです、Emceeさん…という気持ちになっちゃう。
いつだったか、あの靴カバーを投げた時の鋭い目線のJoshさんはかっこよかったな。
Kit kat bandに遅れてやってくるEricさんは、Shulerさんのもっさりとしたシルエットと異なり、普通に美しいです。すごい着こなし。美しいドラァグクイーンのよう。ここのシーンの意図するところとは異なっちゃうのかしら。
相変わらずEmilyさんが美しいです。黒髪もお似合いですよね、Emilyさんと同じく、きっぷの良さそうな感じ。かっこよすぎる!目が合っただけで失禁してしまいそう。ほとんどずっとEmilyさんを見ていました。それは何の表情なんですか~~という含みのある表情に目を奪われっぱなしです。
Nancyさんはやっぱり、プロ!!(もちろんみなさんそうですが)聞こえる歌声から喉の状態をいちいち思い浮かべてしまいますが、どの状態になっても必ずベストな形で
声を出されるところがすごい。ボリュームを絞って一旦ニュートラルに戻して、という調整ではなく、力技でねじ伏せる感じにはこちらも興奮してしまいます。自分の喉を熟知してるからこそですよね。その時の歌声さえも魅力にするというところがとてもかっこいいなあと思います。
kit kat bandのMariandさん&Shulerさんを見続けてきたわたし的には、もっとEricさんMariandさんの絡みがほしかったです。Ericさんはちょっとうつろな表情をされていましたね。
10日マチネでMariandさんとShulerさんが目を合わせてにっこりするのを、ご褒美と感じてしまいます。泣ける~~。Cabaretで演奏し始めるShulerさんの姿はやっぱり素晴らしいです。タイミングから動きから、ピッタリ。
BryonhaさんSallyのCabaretはいつも通りの力強い歌声で気持ちがいいです。ここのお客さんの手拍子のタイミングが洗練されててびっくりしました。東京楽での「Caba↑ret」は特別でしたね。

19.The Phantom of the Opera
20.Wishing you were somehow here again
21.The music of the night
Kaleyさんがますます力強くなってる!!!
プリンスさんによるところの「いきたくてもいけないってところだ」の所、めちゃくちゃ近くなってますね。これにはTonightもびっくりよ。あと1mmくらいじゃないの というところまで行っていて、ドキドキしてしまいます。9日でその近さですよォ~と思っていたら、10日はRaminPhantomが後ろに身を引くのではなく、そのまま唇を頬に沿わせるように舞台奥に歩みを進めて行ったので更にドキドキしました。ものすごいニアミス。

9日ソワレではMotNの時に体を近づけすぎてマイクが当たってしまったのか?、大きなノイズが入ってしまいました。スッと体を離し後ろ向きになるファントムはいつもの動きだけど、ちょっと違う風に見えました。
10日マチネではKaleyさんのWishing~に入り込んでる中で聞こえるリードミスにハッと我に帰ります。オペラ座は音響関係でなんだか憂き目続きだなあ。入り込みすぎてるからこそ気になってしまうのかもしれませんが。失神するchristineを抱きかかえるところの弦の音(というかけっこう、弦…)もずっとなかなかヤバかったですが、最後は合ってて良かったなー。
今までの自分の感想を読み返してると、オペラ座のシーンに関しては省略!とか、一行で済ませてたりで笑えます。ただただRaminのファントムの歌声を受け止めるのに必死で、平常心でRaminのファントムを聞くのはまだ無理そうです。今思い返しても、本当に聞いたかな?という気分になるくらいです。Kaleyさんの♪good byeの"bye"が好きです。Emmy RossumさんのPoNR♪consume usを思い出しました(すごく好き)。

それではいったんおわり。思い出して追記しつつACT TWOも書きたいです。ソロコンまでに!!!SDあれこれについても書きたい。その後はいろいろ振り返りたい。今年中に。ありがとうございました。

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にぎやかになったわたしのパンフレット。ひぃースレまくってる。Kaleyさん!!Emilyさん!!(;_;)(;_;)Raminのサインはハートマークなのかなあ。