日記

なかなか続かない日記です。好きなものについて書けたらいいなー。いまはミュージカル熱がアツイ。好きな楽曲のあるミュージカルを見に行っています。

15/11/18 PRINCE OF BROADWAY ソワレ

15/11/18 PRINCE OF BROADWAY ソワレ行ってきました!

いよいよ始まってしまったPOB東京ラストウィーク。
今日の座席は初めての最前列!!!10/24にリピチケの存在を知って購入した見切れ席です。何度も追加してチケットを購入していますが、全部この席を購入しておけば良かったなあと思うくらい素晴らしい席でした。
毎回足を運ぶたびにリピチケの売れ行きを偵察していたのですが、飛ぶように売れていたわけでもないので、もっと早い段階でこの席のすばらしさに気づいて、買い占めればよかったなあ。
やっぱり、前に何も遮るものがないというのはいいですね。逆に何もなさ過ぎて、キャストの方々のパワーを直接浴びてしまって大変でした。すごいよ最前列!サイコー!
それでは今日の感想です。


・Emilyさん
キャストの皆さんのことが大好き(とずっと言い続けていますが)で、もうその水準が高すぎてやばいのですが、今日のEmilyさんが素敵すぎてというか、いよいよ飽和してしまって溢れました。
1曲目のAll I~で既に演技に入っていることにジーンと来ます。そして歌われていく名曲たち。唐突ですが、ここから愚痴です。POBの舞台から受けるものがすごすぎて、いまだに全然消化できていないので、出来たら身動きすらせずにずっと浸っていたいんですけど、開演前も幕間も、この日客席から聞こえてくるものがわたしにとってネガティブなものが多く、避難したらしたで更にテンションが下がり、すごく居心地が悪かったです。あんなにすごいものを見てても、気になるのは舞台外のことなんだなあ…。今日は最前列だったこともあって、席が前であればあるほどそう感じるのかしら。ということは、初めからわたしみたいな客に前の座席は用意されてなかったのかな?と考えてたら(蘇るSS席全落の悪夢)、自分の居て良い所がわからなくなると言ったら大げさかもしれないですけど、本当に悲しくなってしまいました。オケピを覗き込んだりしてなんとかやり過ごしてACT TWOを迎えます。いつもだったら、さー本日のデビジェニ夫婦はどんなもんじゃい とワクワクしてるのですが、今日ばかりはちょっと落ち込んで、ずいぶん低いテンションで臨んでしまいました。そういった、普段と違う気持ちの中で聞いたEmilyさんのLadies who lunchがなんだか染みました。実は今までは「よくわっかんないなー」と思いながらこのナンバーを聞いていたのです(すみません)。ただ今日はなんとなく、普段生活していると、ふと何気なく悲しくなるとか、やさぐれるとか、後から考えたらそんな大したことじゃないのに落ち込んでしまうとかそういうことがあるのですが、そういった感情を発散させる歌なのかなあと思いました。今現在自分はこういう表現はしないですが、もし自分がJoanneと同じくらいの年齢になったら、こんな風に昇華させるのかなあ。多分正解じゃないでしょうけど、そういう曲なのかなと思いました。そして続くBeing Alive。いつもよりも強い引き留めるようなBobbyの声に振り返り、Bobbyを見つめ返すJoanneのその目にぐっと来てしまいました。あんな視線、どんな感情があって、どうやったら出来るんだろう。久々に強い力で惹かれて、ショックでずっと涙が止まらなくなってしまいました。その後は何を見てもボタボタ、Heroを見てて泣くなんて。他人の涙の有無ほど興味の湧かないものは無いと思いますけど、あんまりショックだったので書き残しておこう。ラストの"Wait 'til~"では、これ!これが聞きたかった!というような、かっこよすぎるフェイクを入れるEmilyさん。最後の最後で歌にもやられてしまって、もう最高に楽しかったです。自分の人生で初めてこんなに劇場に通いつめているのですが、何回見ても新たな発見があり、新たな感情が起こるってすごいなあ~と思います。何回見てもって言いますけど、全部一度きりのことですもんね。あのフェイクが嬉しすぎました。よくyoutubeで○○'s great riffのような動画を見ているので、毎回全部変えてくるのがBWでは当たり前なのかなあと思っていたのですが、そういうわけでもない のでしょうか。嬉しかったな~!
話がそれますが、"Ladies who lunch"がさっき上で述べたようなことを含んでいる歌だとしたら、そんなピンポイントな歌を作り上げる人に最大限の敬意を払っても払いきれないなあと思います。もし自分が曲を作れって言われても、1万回生まれ変わってもそんなテーマは思い浮かんで来ないです…。そしてこの歌は完全に女性特有の感情だと思うんですけど、Music&Lyric by Stephen Sondheimさま。じわじわSondheimさんの手中に落ちている気がします。Something's comingが既にすごいです。あの音に歌をのせるのってすごいと思うんですよね。Music by Bernsteinさま。どうして特番のときにCandideを流したんですか。

・Sweeney Todd
前の記事で書いた部分は、この角度からでも見えるんですね!(といいつつ今日の席からはToddーTonyさんが直線状になってしまって見えなかったのですが。)剃刀の音に反応できるようになり、個人的にめちゃくちゃ興奮度が高まりました。
Mrs.Lovettが好きすぎて本当に楽しいです。見事な小麦粉さばき!拳で生地を叩く時のウッ!ウッ!が大好きです。「うーわっついずざっと」ベチャ!(手で)グチャ!!(足で)のあと、足を上げながらのミャァア"ア"ア"ア"が聞けたらラッキー!Nancyさんのキャラクターに合わせた声色、声の切り替え方、高音、音色の選び方、どんな部分も魅力にしている所に感激しっぱなしです。というか、みなさんですけど、そういう次元なんかはるか彼方で、もうひたすらひれ伏すばっかりです。本当に幸せな時間をすごしています。
それにしても、扉が閉まった後の姿が見えるとは。3階バルコニー席の特権かと思いました。じゃあやっぱりあの席は、クリスティーヌの美しさを堪能するための席だと思います。本当にハッとさせられる席なんですよね。とか言って、これもA、B席から見えたりして。もしそうだったら、うーん、、、なんかメモしながら観劇したい人とか、ノリノリに体を動かしたい人向けだと思いますね。

・times square ballet
最初に人々が行き交いますが、raminが帽子を外し、がっつり挨拶をされているのを初めてちゃんと見ました。かっこいい!
最後のramin&Joshさんカメラマンは二人でよく喋る!w 足が安定せず、体制がちょっと崩れます。raminが本当に楽しそうで笑ってしまいました。回り込むJoshさん!仲良しですね。Gentleman Jimmy、上手袖にはける際にクルッとターン!先日までの、もういいやという感じはどこへ!w

・Emcee
ゴリラとダンスに興じる際にずるっと足を滑らせるEmcee(手はつくが転倒はしない 素晴らしい!)。どうしたんだろう?と思っていたら、何かを拾い上げステージ下手袖に向けてそれを投げます。川に石を投げて、水面に跳ねさせるときの要領です。そのときの鋭い顔!Emceeの靴は、黒い靴の上にオプションのように白いカバーのようなものを付けてるんですね。なるほど!!右足のカバーが外れて、それで足を滑らせてしまったようです。左右で色違いの靴になっていましたが、再登場の折には元通りになっていました。ナイスリカバーですね。それにしてもJoshさん、前見たときはクツヒモ解けてたし、足元注意だなあ…とても心配です。

・tonight、惜しむようにお互いを抱きしめていていました。とても幸せですが、Tonyは帰らないといけないんですよ。慌てて左手にキスをし、ハシゴを降ります。幸せそう!

・Joshさん
今日のJoshさんのコーナー。やっぱりわたしはMolinaが大好きですね~。観劇し始めのころは、その後の柚希さんの蜘蛛女のキスにすぐ浸れていたのですが(他の音源を聞いて記憶を上書きしたくないくらい好き!)、特にここ最近可愛すぎてうわあ~~となってしまい、どうしても目がステージ下手を見てしまいます…。生来ああいうキャラクターが好きな性分なんですね。全部の動きを覚えたいのに、記憶が追いつかなくて悲しい。ということで一点集中で♪Unlikeの部分に絞って記録。ああもっとはやく記録を始めればよかった。前回観劇の際は、歌い出しに軽蔑を込めたように一瞥をくれていましたが、今回は「どっか行きなさいよ!邪魔よ!」といわんばかりに激しく右腕で押しのけるような動きでした。一点集中型、なかなか良いな。ちゃんと脳内再生できるので楽しいです。♪but me!の前の♪seeも、お喋りするような言い方に変わりましたね。同じ韻なのに、ギャップが楽しいです。

次回観劇までに感想をまとめるというマイルールがあったのですが、ついに破ってしまいました。この11/18ソワレを見ているときに、急激に「もう終わる」という気持ちが強くなってしまって、あせるように翌日11/19のチケットを入手しました。残り僅かな公演を全て見なきゃと思う気持ちと、一回一回を大事に見たい気持ちと、感想を書きたい気持ちと、手紙を書きたい気持ちと、色んなものがごちゃまぜになっている現在です。すごく複雑。でももう、手元にあるのは11/22のチケットだけなので、11/21に行きたい気持ちを我慢して、11/22を全力で楽しもうと思います。明日の2回を観に行かない理由なんて無いし、迷ってるんですけど、そうします。こんなにリアルタイムで長文を書き続ける生活ももうすぐ終わっちゃうんだなあ。こんなに楽しい時間をくれたキャストの方に本当に感謝です。切ないなあー…