日記

なかなか続かない日記です。好きなものについて書けたらいいなー。いまはミュージカル熱がアツイ。好きな楽曲のあるミュージカルを見に行っています。

15/11/16 PRINCE OF BROADWAY マチネ

15/11/16 PRINCE OF BROADWAY マチネ行ってきました!
この日は唯一のキャスト全員そろってのトークショーの日ということで急遽チケットを追加!ものすごい期待して出かけました。
そして初めての席です!いつからかリピチケに追加されていた3階のバルコニー席(上手側)です。この席は舞台の全てを見るにはやはりやや難あり(手すりが邪魔・見切れあり)ですが、普通の角度では見えないものやセットの裏側が見えたりするので、マニアックな楽しみ方がしたいという人にはぴったりではないでしょうか。まさにリピーターチケット。

今までの感想であらかた言いたいことは書いているので、この席での感想を書きます。(わたしは2階のS席までしか見たことがないので、もしかしたら3階のA・B席でも同じだよ~ということがあるかもしれません。)

・とにかく女性が美しく見える
角度的な問題ですが、上手側のJoeに迫るLolaの顔の左側まで見えるので、あの目力が2倍になります。Joeからの視点に近いかも。すごい迫ります。目力もすごいんですが、お胸もすごいです。更に強調したいのは、オペラ座の怪人の場面です。MotNでファントムがクリスティーヌのケープを外すシーン。ぱさっ と床に落ちる青色のケープから露わになるクリスティーヌの肌の美しいこと…。思わずため息をついてしまいました。上手側を向いている+角度的に見える肌の面積が大きいので、めちゃくちゃエロいです。やばいです。外されたケープはその後きれいに人型に置かれていて、何気ない動きでもきちんと計算されているんだなあと思いました。
それにしてもMotN、せりふっぽく言ったり、囁いたり、極端に音量を落としたり、テンポを落としたり、微笑んだり、その時々で揺さぶられますね。わたしの中のBestは24日マチネです。待ち望んで待ち望んで初めて聞いたraminの生の歌声なので、自分で時を止めてしまって美化している面もあるかと思いますが、「be」のロングトーンといい、その後のビブラートといい、音の消え方といい、完璧でした。しかし今日もすごかったです。そりゃraminが歌ってるんだから毎回すごいですよ。この席からだと音的に少し客観的になってしまう部分があるのですが、すごかったです。

・裏側が見える
単純に、セットの裏側が見えます。スタッフの方だったり、出番を控えてるキャストだったり。以下は印象に残ったものです。
①"Waiting for the girls upstairs"若き日のSally&Phyllis
曲の序盤に、後ろからちょこちょこちょこ~~~っとKaleyさんとMariandさんがセットの階段の裏にやってきて、横並びに2人座ります。(ほぼ頭部のみが見えます)。普通にお喋りされているように見えました(かわいい)。舞台中央奥あたりにNancyさん演じるSallyが立ち、物語が展開していますが、その位置からわずか4歩ほど下手側に歩いたところで2人が待機(chattering!)している絵面が新鮮!Young Sally&PhyllisというよりはほんとにKaleyさんとMariandさんという雰囲気。そして、ご理解いただけないだろうというのは百も承知ですが、いつの間にか二人が謎のポーズをしていたので、絵に描いてみました。

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この絵、理解できますか?(;_;)この席からはこういう風にお2人の姿が見えてたのですが、気付くと2人揃って左手はまっすぐに上げ、右手は手首を曲げて静止されていました。一体何が起きてるんだろう?手袋の白さが妙に印象に残っています。影絵遊びでもしてるのかな~と思ったんですが、セットの階段で全部影になってたから、そういうわけでもなさそう。結構長い時間この状態でした。舞台上の何かのルールとか、合図?なのかしら。

②"蜘蛛女のキス"後、セットが裏返される中でも目を閉じ続けるJoshさん
"Dressing them up"を歌い終えた後にベッドに潜り込み、次の曲の間ずっとそこに潜んでいるJoshさんですが、その眠っている姿がよく見えます。暗闇の中眠っている姿は、髪も長いしとても華奢でお姫様みたいですよ。曲後、セットがひっくり返される間もずっと目を閉じて動かないその姿がまたかっこいいですね。眠るJoshさんを180度見ることが出来ます。

③"The ballad of Sweeney todd"の時のShulerさんSweeney todd
本日最も印象に残っている場面です。ここのことを書いておきたかった!"My friend"後、Mrs.Lovettに導かれ奥の扉に入っていくSweeney Todd。その後扉は閉まり、"The ballad of Sweeney todd"でアンサンブルの役割をされるキャストの方々に注目するのが通常なのですが、この席から見えるものがすごかった。扉が閉まれば、その後NancyさんとShulerさんは次の出番の準備に移るものと思っていたのですが(JoshさんMolinaが小走りで抜けていくように)、ShulerさんToddは扉の奥へ1歩ほど進んだところで立ち止まり、微動だにせず、時が止まったようにただ目の前に掲げた剃刀を眺めています。流れている"The ballad of Sweeney todd"。いったい何をしてるんだろう、いつまでそうしているんだろう?とぼんやり眺めていたのですが、曲中、カチッ という音と同時に、剃刀を折り畳み、動き始めます。
この一連の流れ!そういえば確かにその音が鳴っていることを無意識に感じていましたが、それは剃刀を折り畳む音だったのかという発見!!そして、通常見えない部分で、その演技がされているということ、本当に時間が止まっているようなその後姿が、そのひとつの音をきっかけに動き始めるということに、言い表せない感動を覚えました。すっごいかっこいいです。わたしの文章では伝えきれないのが本当に悔しいですが、Shulerさんの作り出されるこの雰囲気がもうとにかく、すごい。Shulerさんの頭部と背中と剃刀しか見えませんが、そこから放たれるものたるや。目が離せなくて、気付いたらThe ballad of~が終わっていました。ただでさえこの場面の音楽の力に惹きつけられているのに、見えないところでキープされているテンション、すばらしいとしか言いようがないです。この席はこのシーンのためにあるんじゃないかな と思います。あの音。今年一番震えた音に決定!どうして見えないのに、演技を続けているのか?色々と想像してしまいます。
ここまで書いておいてなんですが、そのToddの姿って見えない…ですよね。もしかすると「Joshさんを探せ」をやりすぎてて、ここに限らず本来の見どころを見ていないような気もしているのでちょっと不安になってきました。また確認して追記しよう。
(前回日記を書いてる時に、これはまじraminに申し訳なさすぎると思ってたせいか、今回Companyでのあのふたりのいちゃつきを見損ねるという大失態をおかしました。欲張ってどちらも見ようとして失敗…)

・その他あれこれ
照明を含め、ステージの奥までよく見えます。"This must be the place"で後ろで交差するJoshさんとraminがはっきり見えるので、より微笑ましい気持ちになります。かわいい~。今日clownのクツ紐がほどけてたけど大丈夫だったのかなー。危ない。

やっぱりSend in the clownsでマイクのピーというような音が気になり出したら止まらなくなります。MotNでもうっすら気になり始めるとちょっときつい。ただの自分の耳鳴りだったらはずかしい。

・Joshさん
HeroとPhiliaが最後にキスするシーンの前、ジャ ジャ ジャ ジャ~~ンの音に合わせてキョロキョロ→キスするのが可愛らしくてしょうがないです。そしてMolinaのシャツが、おじいちゃんが着るダルダルのシャツを通り越してレスラーのようになっており、初めて胸毛以上のものを見てしまいました。出ずっぱりでしたが、OKなのかな。やっぱり見てはいけないものを見ちゃった気分になりテレテレしてしまいました。きれいな腹筋も見えました気がしました。細いのにすごいですね(過去のインスタのジムの動画が大好きです)。ここずっと"Dressing them up"の歌詞を集中的に予習しているのですが、ようやく成果が出てきました。♪Ooh! That frock の後でピャッという音と共に首を後ろにクイッと倒すところ、いいですよね…しかも連続。ベッドの上に立ち上がり、ストールを強調する姿とか(バレンシアガ イッワ~~~ズ)、だるだるのシャツの裾をしまう所とか、何かを折り畳んでるっぽい所とか、♪Unlikeの前にあんた達とは違うのよ的な目線を投げるところとか、♪but me!で自分の胸を叩くところとか、♪inchやらpinchやらで見せる手の動きとか、オカマっぽい裏声とか、全部ですね!全部好きです。この曲が聞いていて楽しいことに加えて(どうして今まで知らなかったのか)、Joshさんのヴィジュアルと歌声と動きと表情が入ったら絶品です。

トークショーのことを書きたいけれど、twitterで書いたこと以上のことが思い出せないのと時間切れなのでまた改めてまとめよう。一言で言うと、キャストの皆さんの言葉を直接聞くことが出来てとても嬉しかった!全員が全員、観客に対しての深い感謝を伝えられる姿に恐縮する思いでした。覚えた日本語のお披露目もあり。Joshさんは一番手だったからか、今思うとちょっと真面目でしたね~。Tonyさんが「タップの時にすばらしい声援をくださってありがとうございます」というようなお話をされていましたが、この日もあのThe right girlの時に笑い声が起きていて、ちょっとなんともいえない気持ちになってしまいました。overtureから拍手も起きるし、Raminファントム登場にヒューーという声は飛ぶし、客席の高まりを感じるのですが、そんなアツい客席から起こる笑いは一体何なんだろう。久々に聞いた、全体に広がる「ンフフフフ…」という声と、あのアツい客席は同じお客さんなんだろうか?うーん。

それではPoB東京ラストウィーク、心して楽しみたいと思います。楽しむぞー!おわり